外壁塗装の営業が来て・・

外壁塗装の営業が来て・・

数年前に実家より『外壁塗装の営業さんが来て見積もりをさせてほしいらしく』と連絡があった。
私は当時、ちょうど外壁塗装の営業の仕事をしていたので、他社はどれくらいの金額で・・とうい思いから私から連絡する旨を実家に伝え、業者に連絡を行った。
後日、私立会いの下見積もりを取ってもらうことに、提示された金額は、私が勤務していた会社の半額以下。
どうもおかしく思い色々業者に聞いたところ、足場が近くで作業をしているので足場代はサービス、あとは塗料の金額を安く済ませますとの事。
まぁ安く済むならと了承し、工事の内容をじっくり見てやろうと工事期間は有休を使用し職人たちを観察。
すると初日にさっそく驚愕。朝から足場を立てたと思いきや、外壁の洗浄をせずにすぐさま下塗り。
しかも手塗ではなく吹き付け。
そんなんでは、一年も持たずに塗装が剥げるぞと慌てて職人に確認。
だが、職人もよくわかってないようで、うちのやり方はいつもこうだと主張。
あまりにとんちんかんな事ばかり言うので、先日の営業に連絡。
すると、きれいに仕上がるので信じてください。今はこういうやり方が支流なんですと馬鹿な発言を繰り返す。
いくら何でも数万円の工事じゃあるまいしと上司を呼ぶように営業に文句を言った。
夕方頃に上司が現れ名刺をもらい話をした。
ところ、なんと営業よりそのような工事をこちらが希望したと伺っておりますのでとの事。
確かに家を建てて数年した時に、最初の塗料が長持ちするようにクリア材や仕上げ材のみを吹き付け工事するときはたまにあるがこんな立ててから数十年たった家にやることではない。
ましてやその工事でも洗浄くらいする。
そんな工事は頼んでなく、普通の外壁塗装を頼んだと主張すると営業は『こちらの工事なら金額は安く、今の外壁を長持ちさせるので』とほざいていた。
その時始めて私の勤務先の名刺を上司と営業に渡す。
最初営業はぽかんとしていたが、上司はあわあわと慌てていた。
こんな変な工事をするならすぐさまキャンセルだというと、上司はすぐさま、『この金額で通常の塗り替え工事を行います』とのこと。
そうして実家は格安で外壁塗装を行えたが、何も知らない両親だけだは数十万~数百万をドブに捨てるような工事をされていたことだろう。
外壁塗装はどうしてもある程度の金額はかかってしますものだ。
業者同士見積もりをぶつけあって、どうにか契約を取りたく安い金額にしようと手抜き工事も多くなる。
なので、知識がない人でも、ちょこちょこ施工中に職人を見て、話をしたほうがいい。
外壁は住人を雨や風から守る大事な存在なのだ。

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